あくまで、個人的な資格試験の受験の記録ですが、これから受験される方の参考になれば幸いです。
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改めて書くほどでもないほどよく知られている資格ですが、一般財団法人消防試験研究センターが実施する国家資格です。
取り扱うことのできる危険物の種類によって、甲種/乙種 1~6類/丙種があります。
これらのうち乙種4類というのは”ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体”の取扱いに必要となる資格ですので、普段の生活に一番身近な危険物を取り扱うために必要な資格です。
※取扱いと書いていますが、各種液体によって定められた量以下であれば資格を保有していなくても問題ありません。
この定められた量以下になるように、車のガソリンタンクや、家庭用のボイラーの灯油タンクのサイズなどが定められています。
ガソリンスタンドで働こうと思っている方は、時給のアップなどが規定されているスタンドが多いと思いますので、合格できれば試験費用などはすぐに回収できます。
試験は年に何度も行われており、各都道府県ごとに試験日が異なるため、近隣で自分が受験したいと思うものを探したらいいでしょう。
私が住む石川県では、金沢市以外にも輪島市や小松市などでも受験できる日があります。が、受験はおおまかに8回開催されるのですが、受験申請は年に4回だけなので、受験申請を忘れてしまうと4~5カ月近く先になってしまいますので、注意する必要があります。
利用した参考書は、ナツメ社が発行している丸島浩史さん著の参考書でした。
※現在は版が変わってしまったのか、私が利用したものはWeb上で見つかりませんでした。
この本を選んだ理由は、書店で大量にある参考書のうち、平積みされているものをいくつかパラパラとみていったなかで、①図を用いた解説があり、②模擬試験形式の問題が複数回分付属していたからです。
参考書を購入したまではよかったのですが、いくつか用事が重なってしまったこともあり、本を開かずにそのままズルズルと過ごして気づけば試験2週間前となってしまっていました。
そこからは、2週間で参考書のうち解説部分を2回ほど通して読んでから、模擬試験に挑戦。
誤答箇所を解説部分から探し出して、何が間違っていたのかを確認。
再度解説部分を通して読んでから、模擬試験2回目を実施して、誤答箇所を確認。
試験前日は、模擬試験の誤答箇所を改めて確認。特に2度とも間違えた箇所の確認をメインに実施しました。
試験自体は非常に順調に進み、退出可能時間を少し過ぎたくらいにはマークシートを埋め終わり、試験中に悩んだところを再チェックした後に提出して退出。
試験から2~3週間で試験結果が郵送されてきました。
結果は試験全体の結果とともに、科目ごとの採点結果(正答率)も記載されていました。
私の結果は、法令100%、基礎100%、性質80%で、全体としても問題なく合格しました。
私がこれだけスムーズに合格できたのは、おそらく実際のガソリンスタンド等を思い出しながら情報をインプットしていったからだと思います。
石川県に住んでいると移動手段のメインはやはり自動車なので、月に2回はガソリンスタンドで給油することになり、その際に目に留まる情報を思い出していくと、法律で定められていることを元にガソリンスタンドが作られていることがよく分かりました。(地面から伸びているパイプ、貼られている危険物取扱の看板、セルフスタンドの地面の標示などなど)